凍結乾燥機で作られる製品について簡単に解説いたします。
凍結乾燥製品のテストを一部ご紹介
凍結乾燥の利用分野として、もっとも利用されているのは食品分野です。
当社でも社内で凍結乾燥製品のテストもおこなっております。
その一部をご紹介させていただきます。
油あげ (そのまま食べるとサクッと軽いスナック菓子)
7~8mm×40mm位の大きさに切り凍結乾燥する。
素材が良ければそのまま食べても良し、味付けして乾燥してもよい。
当社では、このテストを何回か行なっている。
最初の目的はみそ汁の中に入れるために行なったがそのままつまんで食べてみると、
スナック菓子風でおいしいと評判が良い。
酒のつまみ、お菓子、みそ汁の具等に使用できる。
みそ汁に入れるともとの油あげに完全にもどる。
長ねぎ
30mm位の長さにざく切りしたものとみじん切りにしたものを乾燥した。
用途としては、みそ汁の具、スキヤキの具、納豆に入れる、うどん、そばに入れる等。
そのまま食べると、甘みがでておいしい。
豆腐
10mm角に切って乾燥。
みそ汁用として最適だが、くずれやすいので袋詰めの時に袋をふくらませる等の工夫が必要あり。
わかめ・こんぶ
30mm角に切って乾燥する。
みそ汁の具、うどん・そば、もどして酢の物等用途はたくさんある。
味付をして乾燥すると、つまみ、スナック菓子として大変おいしい。
みそ汁
油あげ、ネギ、豆腐、わかめ等を入れ、少ない湯量でみそをとき、全部まぜ容器に入れて乾燥する。
注意点は、湯量が多いと乾燥する時間が長くなるのでコストアップになる。
また、みその味つけ、みその種類等を吟味し、実際においしく食べられるよう工夫する必要がある。
市場では具については乾燥し、みそは生みそを袋に入れたものが売られている。
粉末みそを使用しているものもあるが、味の点でおいしいと言えるものは少ない。
凍結乾燥品は多少コストアップになるが、おいしさの点で魅力がある。
山イモ
山イモをすりおろし、醤油、調味料を加え乾燥する。
食べる時は、湯または水を少しずつ加えてとろろイモにする。少し甘みが出るが、とろろイモの好きな人には評判が良い。
当社では、自然のじねんじょや長イモで実験をしてみた。
近くの食堂に持参して山かけとして客に試食してもらったところ、凍結乾燥されたものと気がつかなかった。
また店主の話では、便利で重宝だとの話。
お茶漬け
のり、わさび、シャケ。わさびは生わさびをすりおろし乾燥する。
シャケは調理し、大きめにほぐして乾燥する。
のりは細かく切って、乾燥する。
うめは梅干をほぐしてから乾燥する。
シャケ茶漬け
凍結乾燥したシャケ、わさび、のり、ゴマをまぜる。
シャケ茶漬けについて、市場では粉末に近いようなシャケがほとんどのため、
社内では少し大きめの方がおいしいしとの評判、
市販されていないので、大きめのシャケを入れて作った方が良いとの意見が多かった。
梅茶漬け
凍結乾燥した梅、わさび、のり、ゴマをまぜる。
梅の風味と香りがとてもよく評判であった。
納豆油あげ包み
納豆とネギ、ミソ等をまぜ、醤油、塩で味付し、半切りの油あげの中に入れ口をとじ乾燥する。
乾燥されたものをそのまま食べたり、うどん、そば、みそ汁の中に入れたり、ごはんの上にのせ、お茶または湯をかけて食べるとおいしい。
乾燥したものをそのまま食べる人の方が多かった。
野菜・くだもの類の乾燥
ニンジン、ジャガイモ、玉ねぎ、苺、キュ-イフル-ツ、ほうれん草、大根、
しいたけ、かぼちゃを乾燥したものを、食材として汁もの等にそのまま利用したり、もどして利用する。
梅干し
乾燥してそのまま食べるとおいしい。生のものと比べて食べやすいので、好きな人は切りなく食べる。 いろいろな梅干しを乾燥してみたが、減塩梅干しがおいしかった。
ゆず
乾燥して粉末にする。調味料として、瓶詰めする。
ゆず茶や、そば粉に入れてゆずそばを作る。
絞りたての風味豊かなゆずの味と香りがする。
らかんか
抽出液を乾燥する。粉末にして、天然ダイエット甘味料を作る。
らかんかの粉末を甘味料として、紅茶、コ-ヒ-等に入れる。
ほんのり甘い飲料となる。
すっぽん
内臓、血をミキシングし、乾燥する。
乾燥されたものを粉末にし、そのままカプセルにつめ、健康食品をつくる。
乾燥されたものをドリンク飲料に入れて販売する。
菓子、ケ-キ等に入れたり、表面にぬって健康食品を作る。
総評
一般的に最初から味付けして乾燥した方がおいしく食べられるものと、
素材のままの方がおいしいものがあるので、実際の作業には工夫する必要がある。
上記は今までにやったことの一部ですが、参考にして頂ければ幸いです。
凍結乾燥製品として、ヒット商品が生まれるよう、当社としても、日常アイデアを考え、ご協力できるようにしたいと思っています。
さらにレポ-トできるように努力してまいります。